ポートフォリオはIT企業への転職活動、就職活動を行う際には欠かせない、自身の実力を示すための作品のことです。目指す職種によってポートフォリオの細かい部分は異なってきますが、ITエンジニアのポートフォリオは、紙で作成する紙ポートフォリオ、オンラインでソースコードやプログラムを確認できるようにするWebポートフォリオの2つに大きく分けられます。
紙ポートフォリオを作成する場合、過去の実績などを並べるため、職務経歴書のような形になるのが大きな特徴です。ドキュメント制作や要件定義など、上流工程の設計に関わっている人は、紙ポートフォリオでも自身の実績を十分にアピールできます。一方、プログラミング言語のスキルに自信があったり、実務未経験で実績によるアピールができなかったりする場合はWebポートフォリオを作成するのが基本です。GitHubなどのソースコード管理サービスを利用したり、Webサイトやプログラムをアップロードしたりして、実力を示すのがよいでしょう。
いずれのポートフォリオを作成するにせよ、分かりやすく情報を伝えるための工夫は欠かせません。見やすさを考慮せず実績をただ並べたり、URLのリンクのみを載せたりする見せ方は、配慮不足と評価される恐れがあります。実力が図抜けていれば、やや配慮不足であっても高く評価してもらえる可能性は十分ありますが、応募者の実力が拮抗していれば、配慮不足が足を引っ張ることになりかねません。履歴書や職務経歴書の書き方を工夫するように、ポートフォリオ作成でも、情報をうまく伝えるための工夫を凝らしたいところです。ポートフォリオの作り方について、こちらの関連サイトがとてもわかりやすかったので、ぜひ読んでみてください。